ミステリー・リールズ

ミステリー・リールズ

ざざんと、波音が聞こえる

(イブさんが、私を呼んでいたんだ………)最初にあわいの列車に乗った後からずっと、この海岸線を窓から見た時のことを忘れられずにいた

淡い色の合わせに魅せられていたこともあり、この景色は幾度となく思い出している

詩的な美しさと、どこか胸に響く孤独の色を併せ持つこの浜辺の家で、魂だけになった海竜の王はどんな風に暮らしたのだろうか

望んでいたものに近いものを得て、自分は幸せだったと言って微笑んだあのエメラルドグリーンの眼差しが、くっきりと心に残る

(あの竜さんがまだ生きている人だったなら、お友達になってみたかったな………)ネアは、ノアの心の動かし方は自分に似ていると思っていた

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その他にもたくさん、こんなところが自分に似ていると感じる人達がこの世界にはいる

けれど、あのイブの求めた自由や手に入れた幸福の形は、この世界に呼び落とされてディノと生きていくと決める前のネアが欲しかったものの理想形に近く、それをまっとうした人を見るのは初めてだった

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(私は、海よりもどちらかと言えば森の中とかの方がいいけれど………)この見ず知らずの世界にいる新しい自分で、頑張って働いて簡素な小さな家を持ち、自分に管理出来る範囲でそんな日常を慈しみながら、そこで静かに暮らせたなら

今はもう一人では寂し過ぎるけれど、確かにそんな願いを持っていた頃があった

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だからこそネアは、そんな生き方をまっとうしたイブに惹かれる部分があるのだろう

そんなことを考えるネアの横で、ディノとアルテアがあれこれ議論をしている

「……………ああ

泥酔じゃない程度の酔い方だったのも、道を繋げ易くしたんだろうな」「あの春闇の竜の酒そのものは、幸福や幸運などの祝福のあるものだから、そういう意味でも恩寵としての道を繋げ易くしたのかもしれないね」「あのお酒は美味しかったです!帰ったら、またみんなで飲みましょうね」「ずるい…………」「私の魔物は、なぜに荒ぶり始めたのでしょう…………」「飲んだばかりの時は普通だったし、私が来た時にはもう、酔っぱらっていなかっただろう?」「あらあら、では帰ったら二人であのお酒を飲みましょうね」「酔った君は、紐で繋いでおいてもいいのかな?」「猟奇的な提案を却下します」「ご主人様……………」「こうしている今も繋がれているけどな」「足枷反対なのです!ご主人様というものは、伸び伸びと放し飼いにするべきもの